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歯周病の発症と進行には、日常の生活習慣が深くかかわっています。
歯周病を防ぐためには、食生活の改善や歯によくない癖に注意するなど、生活習慣の見直しが欠かせません。
そしてもうひとつ。毎日きちんと歯磨きをすることです。
どちらも根気のいることですが、がんばればがんばるだけ、結果はあらわれるものです。
歯周病の治療は「歯磨きにはじまり、歯磨きに終わる」といわれています。朝昼晩、食事のあとは、必ず歯磨きをしましょう。
歯磨きは虫歯予防としても重要です。ぜひ「歯磨きのポイント」も参考にし、お口の管理をおこないましょう。
せっかく一生懸命歯を磨いても、歯と歯のあいだに汚れがたまっていると、そこから細菌が増えてしまいます。
デンタルフロス(糸)でも歯間ブラシでも大丈夫ですので、自分にあったケアグッズを見つけて、歯と歯の間も必ず清掃するようにしましょう。
多くの方の場合、歯周病は生活習慣病です。生活習慣が改善されないと、歯周病は進行しつづけてしまいます。
長いあいだの習慣をなおすのは大変ですが、少しずつ挑戦してみましょう。
たとえば、砂糖の入った缶コーヒーとたばこの組み合わせは、歯周病にとても悪いものです。どちらも習慣的に摂ってしまうものですので、まずは量を減らすところからはじめてみましょう。
また、お菓子や甘い飲み物など、習慣的な糖分の摂りすぎにも注意が必要です。
まず、コンビニ弁当中心の食事はやめましょう。
既成の食品は思いもよらない量の糖分が入っていることも少なくなりません。
自分で作ったものを食べて、食後は必ず歯を磨く、といった食事のリズムをつくっていきましょう。
くいしばりは、お口のなかの健康に悪影響を与えます。
就寝中の歯ぎしりもそうですが、日中も、意外とくいしばりをしているものです。仕事でパソコンに向かっているとき、家事をしているとき、くいしばっていませんか?
自分がどういったときにくいしばっているか意識して、少しずつ気をつけていきましょう。
ストレスは、歯周病に限らず健康の大敵です。
できるだけストレスはためこまず、心身ともに健全な毎日を送るよう心がけましょう。
以上のことに気をつけられるだけで、歯周病はかなりよくなると思います。
ただ、できるだけ長く自分の歯で快適に食事をするためには、どうしてもご家庭での努力だけでは不十分です。
ご家庭で歯周病予防に励んでいただくと同時に、定期的に歯科を受診してメインテナンスを受けることをおすすめします。
また、お口の管理は、歯周病予防だけではなく、虫歯予防にも直結します。ぜひ「お口を管理する方法」もあわせてご参照下さい。