HOME > 歯周病とは
歯周病は、歯肉だけの病気と思い軽く考えている方も多いのですが、進行すると歯を支える顎の骨が溶けてしまう怖い病気です。歯を失う原因としても、高齢では虫歯よりも歯周病の方が多いのです。
歯が抜けたり、顎の骨が溶けてしまった後では、もう元通りに戻すことはできません。
歯周病は予防がいちばんですが、なってしまった後でも軽度のうちに適切な治療を行えば、回復します。
進行して歯が抜けてしまった後に後悔することがないよう、是非早めに治療を受けてください。
きちんとした治療を行うためには、歯周病治療を専門的に行っている医院を受診しましょう。実は、きちんと歯周病の治療を行うことができる歯科医院は意外と少ないのです。
虫歯治療のついでに歯石を取るのではなく、歯周病治療のためにきちんと時間をとって、検査、説明、歯ブラシ指導を行い、治療後も定期検診を行って、長期的に健康な状態を保つ指導を行っていることが大切です。
熊谷歯科医院では、開院以来歯周病治療を重視し、徹底した治療と再発防止の指導を行っております。
院長は歯周病学会認定医、衛生士も歯周病についての専門的なトレーニングを受けています。
歯と歯肉のあいだには、すき間(歯周ポケット)があり、この歯周ポケットに細菌の塊であるプラーク(歯垢)などがたまって炎症を起こすことを歯周病といいます。
“沈黙の病(silent disease)”とも呼ばれるように、ほとんど自覚症状がないまま進行していくのが特徴です。
中高年の病気というイメージがありますが、実際は20~30代から進行し、早い場合は15~16歳のころに発症するケースもあります。
初期症状では、歯肉が腫れたり血が出たりという症状ですが、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、歯がグラグラして最後には抜け落ちてしまいます。
■歯周病の悪玉菌とは?
重度の歯周病に関係すると言われる悪玉菌は主にポロリフィロモナスジンジバリス菌、タンネレラフォーサイシア菌、トレポネーマデンディコーラ菌の3種ですが、特にポロリフィロモナスジンジバリス菌は歯周病に深く関係しています。
この菌は酸素を嫌う性質があり、歯周ポケットと呼ばれる隙間の奥深くに生息し、細菌の吐く毒素が全身の疾患に影響を与えることもわかっています。
また、これらの菌はタンパク質を元にした物質から栄養を得ていますので、お口の中に汚れが残ったまま溜まっていくことは、菌にとって大変好都合な環境を作っていることになります。
特に食事のあと、8時間で細菌が増殖し歯垢になってしまいますので、食事の後や就寝前はきちんと歯みがきを行うようにしましょう。
あなたのお口の状態をチェックしてみましょう。
歯周病が重症化する前にケアをすれば歯を失うことはありません。
※「最近出っ歯になってきた」という方は、歯周病の自覚症状はなくても、もしかしたらそれは歯周病かもしれません。歯周病が進行してくると、歯の土台となるあごの骨が溶け、歯を支えることができなくなり、全体的に歯が出てくることがあるのです。
日本人の歯の喪失原因で一番多いのは歯周病です。
歯肉が腫れた、出血する、等の歯周病のサインを逃さず、早めのケアを行うことで歯を失うことを防ぐことができます。
また、信頼できるかかりつけの歯科医を見つけて定期的にチェックしておくことが最もよい方法でしょう。
信頼できる歯科医師とともに経験を積んだ優秀な歯科衛生士がいる歯科医院を選ぶことも重要です。