口腔粘膜疾患の鑑別について
歯科治療を行っていますと、様々な口腔粘膜疾患に遭遇します。
口腔粘膜疾患とは、舌、歯肉、口蓋、頬などに水泡ができたり、赤色や白色に変色したり、表面の凸凹ができたり、痛みが出るなど様々な疾患を言いますが、原因は物理的・化学的、あるいは細菌・ウィルスによるもの、アレルギーによるもの、腫瘍性疾患等、様々です。
特に腫瘍性疾患の可能性がある場合について、熊谷歯科医院では患者さんの健康を守る観点から、新しく蛍光観察装置を導入いたしました。
蛍光観察装置を使って青色LEDを照射し、蛍光物質である捕酵素(NADH及びFAD)、細胞外マトリックス(コラーゲンやエラスチン)が含まれているかどうかを確認します。悪性の場合は蛍光物質が減少し暗く見えることで検査が可能になりました。
なお、悪性と言っても初期に発見することができれば治療も簡単に済み、後遺症などもほとんどなく治療できます。
気になることがありましたら、遠慮なくご相談下さい。
また、2週間以上口内炎が治らない場合や歯肉の腫れや出血等がありなかなか治らない、少しずつ悪化する場合等、決して放置せず検査を受けるようお勧めいたします。
治療の目安
口腔粘膜疾患の鑑別は自費診療となります。
●予約制となりますので予めお電話かメールフォームからご予約ください。
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・口腔粘膜疾患鑑別検査料:2750円(税込)
・検査時間:約15分
・検査結果:結果はその場でお話しさせて頂きます。専門医(口腔外科)への受診が必要な場合は大学病院へご紹介致します。
・副作用・リスク:舌や頬の粘膜を引っ張りますので、多少不快感があると思います。
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