熊谷歯科医院では、保険と自費の両方の治療を行っておりますが、どちらの場合でも一時的に治すだけではなく、本当の意味で長く健康な歯を保って頂きたいと考えております。
そのため、治療前に精密検査やカウンセリングをしっかり行い、治療の終了後も定期検診を行うことで、お口の健康を守れる体制をめざしています。
熊谷歯科医院では、治療を始める方に精密検査をおすすめしています。
虫歯や歯周病を予防し、歯を抜く以外ないような事態を防ぐためには、まず自分のお口のなかの現状を知ることが、とても重要です。
お口のなかの環境は人それぞれです。精密検査をおこなえば、ご自分の虫歯や歯周病リスクを知っていただき、その結果に基づいて、ホームケア、予防処置、虫歯や歯周病の治療方針を決めていくことが可能になります。
保険治療(精密検査) |
歯肉検査(歯周ポケットの測定) レントゲン検査 口腔内写真撮影(10枚程度) |
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の隙間)の深さと出血の有無を、各歯の周囲6ヵ所で計測します。歯肉の炎症や骨の吸収の状態をチェックします。
小さなレントゲンフィルムを使用して1枚に2〜3本の歯を撮影します。目では確認できない歯のあいだの虫歯や、歯の根っこ、歯の土台となる骨などの状態を確認できます。歯がすべてそろっている方の場合、全部でレントゲンを全部で14枚撮影します。
写真撮影により、歯の形、色、歯並び、歯肉、顔貌などの状態を記録します。治療後に治療前の写真と比較することもできます。写真は20〜25枚ほど撮影します。
口のなかの写真を撮影するのはなぜ?
精密検査結果をもとに、現在、お口のなかがどんな状態なのか、診断結果をお知らせします。また、このときに、治療方針と費用についてもご説明します。
歯の健康には、皆さんが食生活を見直したり、ホームケアを確実に実行していただくことが必要不可欠です。そのために、虫歯や歯周病の起こるメカニズムなどについても、ご説明します。カウンセリングルームで、しっかり時間をとってお話しいたしますので、ご不明な点は、なんなりとご相談ください。
歯周ポケットの深さは、歯ぐきの状態を知る指標となります。歯周ポケット4ミリ以上、歯周ポケットを測るときに出血があれば、治療が必要な状態です。
歯周ポケットが4ミリ以上あった箇所をマーキングした模型やデンタルレントゲンをご覧いただきながら、歯周病について、ご説明します。
デンタルレントゲンにより、歯石がついているかどうか、歯の土台となる骨が溶けはじめていないかどうかといったことがわかります。
残念なことにもともと歯にあっていない詰め物・被せ物を入れていて、気づいていらっしゃらない方はとても多いと感じます。
歯に合っていない詰め物・被せ物を入れていると、かみ合わせがおかしくなったり、そこから詰め物や被せ物の下で虫歯が進行したりしてしまいます。
また、歯肉が炎症を起こすことにより、歯周病が進行してしまうこともあります。
やり直しが必要な詰め物・被せ物がある方については、カウンセリングでお話しします。
健康へのストーリー 隠れトラブルだらけのお口のなかをきれいに
歯科技工士との連携
今後、どういった治療が必要か、費用のことも含めてご説明します。どの治療を優先したほうがいいか、患者さんのご都合もうかがいながら、治療計画をご提案させていただきます。
精密検査の結果用紙はお持ち帰りいただけますので、ご都合やお考えにあわせて、治療をご検討ください。
現状を知らないと、何をすればいいのかもわかりません。
まずは自分のお口のなかの状態を知っていただくところから、健康への道がはじまると思います。