HOME > 持病がある方のお口ケア
全身の病気とお口の健康は密接につながっています。
糖尿病の患者さん、人口透析を行っている患者さん、抗がん剤治療や放射線治療を行う予定の患者さん、心臓病の患者さん等は注意が必要で、歯周病の治療を早めに行っておく方が良いでしょう。
特に手術など大きな治療を控えている患者さんはその前に歯周病治療を終えておくことをお勧めします。
先に挙げた病気はどれも免疫力が低下する病気で、細菌が繁殖しやすいため、歯周病の悪玉菌が増殖し、病気を悪化させる働きをする可能性があります。
また、唾液には殺菌作用がありますが、病気やその治療によって唾液量が減少し、お口が乾燥し大切な殺菌作用の働きが弱められてしまいます。
歯周病を抱えていると、歯周病の悪玉菌が空気の届かない小さな隙間に潜み、唾液の減少による殺菌作用が弱められた好都合な環境でますます増殖してしまい、全身にいきわたってしまいます。
全身の抵抗力が落ちている患者さんのご病気のリスクを増やす一因になりかねません。
歯周病と全身の疾患には深い関係があることがわかっていますので、一見ご自分のご病気とは関係のないように思える口腔ケアですが、歯科医や歯科衛生士のサポートを受けながら、十分なケアを習慣にし、歯周病による病気の悪化を防ぎましょう。
ご病気をお持ちの方に、ぜひ知っておいていただきたい口腔ケアの注意点をまとめました。
お口の中の環境をできるだけ良い状態に保てるよう参考にしてください。
お口の管理する方法についてすべての方に行っていただきたいことを掲載していますので、こちらも参考になさってください。